【2019年版】おすすめ投資ポートフォリオを紹介~米国ETFと新興国投資で攻守を考慮して組成~

【2018年版】おすすめ投資ポートフォリオを紹介~ETFと新興国投資信託(ファンド)で組成~

 

会社で働く「労働収入」には限界があります。

労働収入の伸びよりも「資産運用の平均的な利回り」の方が大きいということは、

トマ・ピケティの21世紀の資本論でも歴史的に証明されていますよね。

資産運用の必要性は理解している人はたくさんいると思います。(きっとこの記事を読んでいるあなたも)

 

けれど、多くの人が今まで投資に携わったことはないし結局何に投資をしたらいいのか分からない。

そんな方に向けて筆者の目線で2019年後半から2020年にかけておすすめできる投資ポートフォリオを紹介したいと思います。

 

おすすめポートフォリオの構成

 

それでは詳細は後程説明するとして万人におすすめできるポートフォリオを紹介していきたいと思います。

現在2018年後半〜19年以降の金融・政治環境を元に、

以下が現時点で最も効果的なポートフォリオだと考えています。

  • 米国ETFのバンガード社VTI:10%
  • 米国債:30%
  • 新興国不動産:30%
  • 現金:30%

 

それではなぜ今このポートフォリオが良いと考えているのか、構成要素毎に説明していきます。

 

バンガード社による米国インデックスETFのVTI:ポートフォリオ比率10%

まずETFの中でも最も有名かつ定番となっているバンガード社によって運用されているVTIです。

【VTI】評判のバンガードETFを徹底分析~利回り・配当・見通し~

 

よく比較に出されるVOOが大型銘柄中心のS&P500指数に連動を目標とするETFであるのに対して、

VTIは米国の株式市場に上場されているほぼ全銘柄約4000銘柄を加重平均で組み入れたETFです。

 

米国の株式市場は19世紀後半から継続して右肩上がりを実現してきております。

以下は長期でデータが取れるS&P500指数の1870年台からの超長期データです。

米国株式指数の超長期チャート

 

これは対数グラフといわれるもので縦軸が指数関数的に上昇しています。

対数グラフで直線的な上昇を続けていれば同じ利回りで成長してきていることを意味しています。

 

 

S&P500指数は1910年の10pointから2018年の約3000pointまで、

世界大恐慌、Black Monday、IT バブル崩壊、リーマンショックを経験しながらも、

平均年率5.4%(配当を加味すると7%超)で成長しています。

 

あの投資の巨人バフェットですらも投資初心者に対しては米国株指数への投資を推奨しています。

危機が発生したとしても長期的に持ち続けることが出来れば、

最終的に大きく資産を増やしてくれることとなるでしょう。

 

何故S&P500に連動するVOOではなく米国株全体に投資を行うVTIの方を推奨するかは、

【VOO】バンガードS&P500ETFをVTIと比較で詳しく分析していますが、

市況が強い時はVOOの方が成績がよく、市況が悪くなる時はVTIの方が成績が良いという結果がでています。

 

2018年年初から相場が下落した時はVTIが、

一方株式市場が概ね堅調だったこの5年間ではVOOが若干逆転しています。

以下のVOOのパフォーマンスをご覧ください。

VTIとVOOのパフォーマンスを比較

 

この微妙な差はVOOが景気敏感な大型株で構成されているのに対して、

VTIは景気感応度が低い小型・超小型株も含んでいることが影響しています。

 

一般的に小型株の方が高い成績を残す傾向にあるのでVTIの成績はVOOを長期的には凌駕します。

 

では現在の経済環境を整理すると、現在米国の景気拡大期はリーマンショック以降9年目にのぼり史上二番目の長さとなっています。

 

景気循環的にいつリセッションが起こってもおかしくないことを考えると、

下落相場でも影響をVOOよりも受けにくいVTIの方が適切であると考えています。

 

またリセッションが意識されることから比率を10%と押さえて言います。

次回リセッション時に待機資産として残してある現金30%を使ってVTIを購入するのが良いでしょう。

 

米国債:ポートフォリオ比率30%

次に米国債が30%です。

保有するのは長期米国債の値動きに連動するETFであるTLTに投資を行います。

→ ETFは儲かるのか?仕組みとメリット・デメリットをわかりやすく解説

 

株と債券は異なった動きを行います。

株が下がる時は債券価格が上昇し、株が上がる時は債券価格が下落します。

ただ長期的には株も債券も価値があがっていきますので価格変動を抑えながら資産を安定的に増やすことができます。

 

なぜ米株のVIを10%と設定しているのに対して、債券のTLTを30%と設定しているのか疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。

これは株の価格の変動幅が債券の変動幅の3倍程度あるためです。

 

では実際にVTIを25%、TLTを75%組み合わせた場合のポートフォリオの値動きを見ていきましょう。

(↑VTI:10%  TLT:30%と同じ1:3の比率です)

VTIとTLTを1:3で組み合わせた場合の値動き

確かに長い目でみるとVTI100%の方が高いリターンを出しています。

しかし、リーマンショックのような危機的な状況が起こったとしてもTLTと組み合わせることで損失を回避できています。

 

また組み合わせたポートフォリオでも年率リターンは8%を超える水準となっています。

更に価格の値動きの激しさを表すリスク指標である標準偏差は株単体の半分以下におさえられているのです。

 

既に株が危険水域に達している現在の状況においては、

守りの投資先としてVTIとTLTを組み合わせるのは非常に有効な手段であるということができるでしょう。

 

コラム〜米ドル資産を40%保有する意味〜

米株ETFのVTIと合わせて資産の40%を世界最強通貨米USDで保有する意味もあります。

いくつかの記事でも紹介していますが、日本の財政状況や日銀の金融緩和は限界を迎え始めており、

いつ財政面から金融面から大幅な円安を伴ったインフレが発生してもおかしくない状況になっています。

 

日本発の危機的な状況となった時に米ドル建資産を保有していれば、

資産を守ることができるので米ドル建資産を40%としています。

 

どのような経路で強烈な円安を伴ったインフレが起こるかは以下に纏めているので、

興味のある方はご覧頂ければと思います。

金融面からのインフレ発生の可能性~ヘリコプターマネーの脅威~について:
日本銀行の金融政策からハイパーインフレの可能性を解説ー破綻へ向かう金融緩和ー

財政面からのインフレ発生の可能性~家計資産の限界~について:
日本の財政破綻からのインフレ発生可能性を検証し必要な対策について考える

新興国不動産:ポートフォリオ比率30%

先程あげた二つは組み合わせることで安定収益を目指す投資先です。

大きなリターンを叩きだす攻めの投資先として筆者も実際投資している新興国の不動産を推奨します。

魅力的な新興国にコンドミニアムではなく土地そのものに少額から投資できるので期待リターンが高いだけでなく手堅い投資先となっています。

 

現在2019年において新興国の経済規模は世界全体の40%に達しています。

以下は新興国と先進国の経済規模の推移をIMFデータを元に作成したものです。

世界経済の規模の推移

 

今後も新興国の経済比率は高まっていくことが確実になっていく状況下、

新興国株に投資をしないのは勿体ないと言わざるを得ないでしょう。

 

しかし一言で新興国といっても様々な種類の新興国があります。

 

台湾・韓国のように成長が落ち着いた国や、中国・ブラジル・ロシアのように、

見事に中所得国の罠にはまり成長が停滞している低成長国も存在しています。

 

一方、インドやベトナムのように誰の目からみても魅力的な成長が継続・加速していくような国では、

既に資金が大量に流入しており既に適正又は割高になっている国もあります。

 

私が新興国株式投資で最もおすすめする投資対象は以下の図のように、

成長力が高いにも関わらず、海外からの資金がいまだ本格的にい流入してきておらず割安に放置されている新興国株市場です。

 

しかし条件を満たすような市場ではまだ個人投資家が取引できる環境が整っていません。

また、リスクリターンが非常に高くプロの投資家でさえ、損失を簡単に被ってしまうほど難しいと言える市場です。

 

それでも、新興国の魅力は外せない、となれば私は新興国の不動産を推します。

というのも、高確率で経済成長が見込まれる国の土地であれば新興国株式のリスクほどではないと考えたからです。

 

例えば、フィリピンやタイなどの不動産も魅力的ではあります。

しかし今は経済が爆発寸前のバングラデシュ不動産が最も魅力的であると考えています。

バングラデシュは中国とインドに挟まれた今後の世界の中心地域で、首都ダッカの人口密度は東京の3倍にのぼります。

バングラデシュ不動産投資

America centric world map with magnified Bangladesh map. Green polygonal world map.

 

戦後の日本の土地、今の銀座の土地をタイムスリップして買うようなもので非常にわかりやすいのです。

 

高度経済成長期初期に日本の土地を購入した方が億万長者になっている例をあげると枚挙にいとまがありません。

まさに高度経済成長期初期の日本にあたるバングラデッシュの今後開発される土地は喉から手がでるほど欲しいですよね。

筆者が購入しているTop Field Japandでは個人でも手が出しやすい100万円からバングラデシュの土地を販売しています。

 

あまり、ここで熱くなりすぎてもよくありませんので、残りは現在開催されているセミナーに譲ります。

セミナーは以下の記事でレポートしていますので、見てみてください。↓

話題のバングラデシュ不動産投資セミナーに参加し出資を行いましたのでレビューします

 

同社の調査力と足を使った情報の獲得力には舌を巻きました。

バングラデシュの不動産を購入しないとしても、含蓄の深い内容なのでおすすめできます。

しつこい勧誘等は一切されませんでしたので逆に信頼感がありました。

コラム:何故新興国全体に投資を行うVWOのようなETFや投資信託への投資を推奨しないのか?

新興国といえばバンガード社のシリーズのVWOや日本の新興国全体投資を行っている、

eMAXIS新興国株式を始めとした投資信託が思い浮かんだ方が多いと思います。

しかし、新興国全体に投資を行う投資信託やETFには 致命的な欠陥があります。

 

VWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)を徹底評価~評判の新興国ETFはおすすめできるのか?~
評判のeMAXIS(イーマクシス) Slim 新興国株式インデックスを徹底評価~新興国投資信託の問題点~
たわらノーロード新興国株式を徹底評価~評判の新興国投資信託を切る~
EXE-i新興国株式ファンドを徹底評価~評判の新興国投資信託を分析~
EXE-i つみたて新興国株式ファンド(現:SBI新興国株式インデックスファンド)を徹底評価~評判の新興国投資信託を分析~

 

これらの商品は新興国の上場銘柄を時価総額加重平均で組み入れた指数への連動を目指しています。

連動目標となるインデックスはFTSEエマージングインデックスか、

MSCIエマージングマーケットインデックスがあります。

 

⇒ 新興国インデックスのFTSEエマージングインデックスをわかりやすく解説する
⇒ 新興国インデックスのMSCIエマージングマーケットインデックスをわかりやすく解説

 

両者は似通っているのでFTSEエマージングインデックスを例に取り上げると、

中国・台湾やブラジル、ロシア、南アフリカのような既に成長のピークを終えている、

又は何かしらの問題を抱えている国で70%近くが占められています。

 

FTSEエマージングインデックスの構成国比率

 

つまりダイナミックな成長を遂げる新興国株式市場を取り込むことが出来ず、

ここからさらに失速する可能性すら抱えているのです。

実際この5年間の成績は先進国指数を大幅にアンダーパフォームしております。

 

FTSEエマージングインデックスの低いパフォーマンス

投資すべき時期であるとはとても言えないでしょう。

新興国投資を行うのであれば、割安で尚且つ成長力が高い市場への投資を行うことをおすすめします。

 

現金:ポートフォリオ比率30%

何かに投資を行うことのみが資産運用ではありません。

魅力的な投資機会を伺う為に待つことも投資の一つなのです。

その証にウォーレン・バフェットですら現金比率を一定程度用意しています。

彼の運営するバークシャー・ハサウェイ社が現在は15%~20%程度を現金として保有しています。

 

現在の株式市場の状況を考えて下落時に突っ込むために30%を現金として待機しておきます。

VTIの項目で説明した通り、今後米国がリセッションに陥り米株が大幅下落した際には、

VTIを底値で買い増し将来的に大きな利益を出すための種をまくことを推奨します。

 

まとめ

2018年から2019年以降にかけて最も良いと考えられるポートフォリオを紹介してきました。

  • 米国ETFのバンガード社VTI:10%
  • 米国債:30%
  • 新興国不動産:30%
  • 現金:30%

 

この内容が、多くのポートフォリオ組み入れに悩む人の助けになれば、と思います。

今回は、【2018年版】おすすめ投資ポートフォリオを紹介~ETFと新興国投資信託(ファンド)で組成~の話題でした。

[2018年・最新の個人投資家向けおすすめ投資先ランキング]

海外アセットマネジメント会社出身者の独自の視点で2018年時点のおすすめの投資先ランキングを作成しています。

老後に向けての資産構築を考えている方は特に参考にしていただければと思います。

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