【2019年版】おすすめ投資ポートフォリオを紹介~ETFと新興国投資信託(ファンド)で組成~

【2018年版】おすすめ投資ポートフォリオを紹介~ETFと新興国投資信託(ファンド)で組成~

 

会社で働く「労働収入」には限界があり、

労働収入の伸びよりも「資産運用の平均的な利回り」の方が大きいということは、

トマ・ピケティの21世紀の資本論でも歴史的に証明されていますよね。

資産運用の必要性は理解している人はたくさんいると思います。(きっとこの記事を読んでいるあなたも)

けれど、多くの人が、今まで投資に携わったことはないし結局何に投資をしたらいいのか分からない。

そんな方に向けて、東京大学在学時から日本の証券業界の第一人者であり、

アジア・ファイナンス学会会長の小林孝雄教授のもとで金融を学び実際に投資を行い、

卒業後海外の資産運用会社で実際にファンドの運用を行っていた私の目線で、

2018年後半から2019年にかけておすすめできる投資ポートフォリオを紹介したいと思います。

おすすめポートフォリオの構成

それでは詳細は後程説明するとして万人におすすめできるポートフォリオを紹介していきたいと思います。

現在2018年後半〜19年以降の金融・政治環境を元に、

以下が現時点で最も効果的なポートフォリオだと考えています。

  • 米国ETFのバンガード社VTI:20%
  • 米国債:20%
  • 新興国厳選ファンド:40%
  • 現金:20%
2018年のおすすめ投資ポートフォリオ

それではなぜ今このポートフォリオが良いと考えているのか、構成要素毎に説明していきます。

バンガード社による米国インデックスETFのVTI:ポートフォリオ比率20%

まずETFの中でも最も有名かつ定番となっているバンガード社によって運用されているVTIです。

【VTI】評判のバンガードETFを徹底分析~利回り・配当・見通し~

よく比較に出されるVOOが大型銘柄中心のS&P500指数に連動を目標とするETFであるのに対して、

VTIは米国の株式市場に上場されているほぼ全銘柄約4000銘柄を加重平均で組み入れたETFです。

米国の株式市場は19世紀後半から継続して右肩上がりを実現してきております。

以下は長期でデータが取れるS&P500指数の1870年台からの超長期データです。

米国株式指数の超長期チャート

これは対数グラフといわれるもので縦軸が指数関数的に上昇しています。

対数グラフで直線的な上昇を続けていれば同じ利回りで成長してきていることを意味しており、

S&P500指数は1910年の10pointから2018年の約3000pointまで、

世界大恐慌、Black Monday、IT バブル崩壊、リーマンショックを経験しながらも、

平均年率5.4%で成長しています。

あの投資の巨人バフェットですらも投資初心者に対しては米国株指数への投資を推奨しています。

危機が発生したとしても長期的に持ち続けることが出来れば、

最終的に大きく資産を増やしてくれることとなるでしょう。

何故S&P500に連動するVOOではなく米国株全体に投資を行うVTIの方を推奨するかは、

【VOO】バンガードS&P500ETFをVTIと比較で詳しく分析していますが、

市況が強い時はVOOの方が成績がよく、市況が悪くなる時はVTIの方が成績が良いという結果がでています。

2018年年初から相場が下落した時はVTIが、

一方株式市場が概ね堅調だったこの5年間ではVOOが若干逆転しています。

以下のVOOのパフォーマンスをご覧ください。

VTIとVOOのパフォーマンスを比較

この微妙な差はVOOが景気敏感な大型株で構成されているのに対して、

VTIは景気感応度が低い小型・超小型株も含んでいることが影響しています。

では現在の経済環境を整理すると、現在米国の景気拡大期はリーマンショック以降9年目にのぼり、

史上二番目の長さとなっています。

景気循環的にいつリセッションが起こってもおかしくないことを考えると、

下落相場でも影響をVOOよりも受けにくいVTIの方が適切であると考えています。

またリセッションが意識されることから比率を20%と押さえて言います。

次回リセッション時に待機資産として残してある現金20%を使ってVOOを購入するのが良いでしょう。

米国債:ポートフォリオ比率20%

次に米国債が20%です。

現在米国中央銀行であるFRBが漸進的な利上げを行っており、

政策金利は豪州は抜き先進国最高を誇っており、

10年物の米国債は利回り3%で購入することが出来ます。

利回り的には3%と米株ETFよりは低いですが満期まで保有すれば元本保証で利息が貰えるという利点があります。

また債券の特徴として危機が発生した場合に価格が上昇する為(株⇒債券の動きが起こる為)

価格が上昇したところで米国債を売却し、

売り込まれて安値となっている株式市場に資金を突っ込むことでダブルで儲けることが出来ます。

先程紹介した通りいつリセッションが起こってもおかしくない状況であることから、

2015年~2016年でしたら米国株ETF30%、米国債10%でもよいくらいでしたが、

現在は米国債の比率を20%と高めに設定しています。

コラム〜米ドル資産を40%保有する意味〜

米株ETFのVTIと合わせて資産の40%を世界最強通貨米USDで保有する意味もあります。

いくつかの記事でも紹介していますが、日本の財政状況や日銀の金融緩和は限界を迎え始めており、

いつ財政面から金融面から大幅な円安を伴ったインフレが発生してもおかしくない状況になっています。

日本発の危機的な状況となった時に米ドル建資産を保有していれば、

資産を守ることができるので米ドル建資産を40%としています。

どのような経路で強烈な円安を伴ったインフレが起こるかは以下に纏めているので、

興味のある方はご覧頂ければと思います。

金融面からのインフレ発生の可能性~ヘリコプターマネーの脅威~について:
日本銀行の金融政策からハイパーインフレの可能性を解説ー破綻へ向かう金融緩和ー

財政面からのインフレ発生の可能性~家計資産の限界~について:
日本の財政破綻からのインフレ発生可能性を検証し必要な対策について考える

新興国厳選株ファンド、フロンティア・キャピタル:ポートフォリオ比率40%

先程あげた二つはどちらかというと安定収益を目指す投資先です。

現在2018年において新興国の経済規模は世界全体の40%に達しているということもあり、

比率を40%としています。

以下は新興国と先進国の経済規模の推移をIMFデータを元に作成したものです。

世界経済の規模の推移

今後も新興国の経済比率は高まっていくことが確実になっていく状況下、

新興国株に投資をしないのは勿体ないと言わざるを得ないでしょう。

しかし一言で新興国といっても様々な種類の新興国があります。

台湾・韓国のように成長が落ち着いた国や、中国・ブラジル・ロシアのように、

見事に中所得国の罠にはまり成長が停滞している低成長国や、

インドやベトナムのように誰の目からみても魅力的な成長が継続・加速していくような国では、

既に資金が大量に流入しており既に適正又は割高になっている国もあります。

私が新興国株式投資で最もおすすめする投資対象は以下の図のように、

成長力が高いにも関わらず、海外からの資金がいまだ本格的にい流入してきておらず割安に放置されている新興国株市場です。

 

魅力艇な新興国株式市場の図解

しかし条件を満たすような市場ではまだ個人投資家が取引できる環境が整っておらず、

一部のプロのファンドのみが一早く目をつけて当局から投資許可を得て運用を開始しています。

むしろ、この「先行優位性」こそが大きな利益を獲得する際の条件といっても過言ではないでしょう。

皆が買えるものは適正価格になってしまっています。

誰もが買えない時に買うからこそ意味があるのです。

厳選新興国投資ヘッジファンドであるフロンティア・キャピタルでは、

敏腕ファンドマネージャーによって一早く理想的な新興国市場を探し出し、

まさにフロンティア(先駆者)としての投資を実践しております。

フロンティア・キャピタルについては以下で詳しくまとめていますので、参考にしていただければと思います。

フロンティア・キャピタル~新興国投資ヘッジファンドの実態を解明~

コラム:何故新興国全体に投資を行うVWOのようなETFや投資信託への投資を推奨しないのか?

新興国といえばバンガード社のシリーズのVWOや日本の新興国全体投資を行っている、

eMAXIS新興国株式を始めとした投資信託が思い浮かんだ方が多いと思います。

しかし、新興国全体に投資を行う投資信託やETFには 致命的な欠陥があります。

VWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)を徹底評価~評判の新興国ETFはおすすめできるのか?~
評判のeMAXIS(イーマクシス) Slim 新興国株式インデックスを徹底評価~新興国投資信託の問題点~
たわらノーロード新興国株式を徹底評価~評判の新興国投資信託を切る~
EXE-i新興国株式ファンドを徹底評価~評判の新興国投資信託を分析~
EXE-i つみたて新興国株式ファンド(現:SBI新興国株式インデックスファンド)を徹底評価~評判の新興国投資信託を分析~

これらの商品は新興国の上場銘柄を時価総額加重平均で組み入れた指数への連動を目指しています。

連動目標となるインデックスはFTSEエマージングインデックスか、

MSCIエマージングマーケットインデックスがあります。

⇒ 新興国インデックスのFTSEエマージングインデックスをわかりやすく解説する
⇒ 新興国インデックスのMSCIエマージングマーケットインデックスをわかりやすく解説

両者は似通っているのでFTSEエマージングインデックスを例に取り上げると、

中国・台湾やブラジル、ロシア、南アフリカのような既に成長のピークを終えている、

又は何かしらの問題を抱えている国で70%近くが占められています。

FTSEエマージングインデックスの構成国比率

つまりダイナミックな成長を遂げる新興国株式市場を取り込むことが出来ず、

ここからさらに失速する可能性すら抱えているのです。

実際この5年間の成績は先進国指数を大幅にアンダーパフォームしております。

FTSEエマージングインデックスの低いパフォーマンス

投資すべき時期であるとはとても言えないでしょう。

新興国投資を行うのであれば、割安で尚且つ成長力が高い市場への投資を行うことをおすすめします。

現金:ポートフォリオ比率20%

何かに投資を行うことのみが資産運用ではありません。

魅力的な投資機会を伺う為に待つことも投資の一つなのです。

その証にウォーレン・バフェットですら現金比率を一定程度用意しています。

彼の運営するバークシャー・ハサウェイ社が現在は15%~20%程度を現金として保有しているということもあり、

彼にならって、20%を現金として待機しておきます。

VTIの項目で説明した通り、今後米国がリセッションに陥り米株が大幅下落した際には、

VOOを底値で買い増し将来的に大きな利益を出すための種をまくことを推奨します。

まとめ

2018年から2019年以降にかけて最も良いと考えられるポートフォリオを紹介してきました。

  • 米国ETFのバンガード社VTI:20%
  • 米国債:20%
  • 新興国厳選ファンド:40%
  • 現金:20%

この内容が、多くのポートフォリオ組み入れに悩む人の助けになれば、と思います。

今回は、【2018年版】おすすめ投資ポートフォリオを紹介~ETFと新興国投資信託(ファンド)で組成~の話題でした。

[2018年・最新の個人投資家向けおすすめ投資先ランキング]

海外アセットマネジメント会社出身者の独自の視点で2018年時点のおすすめの投資先ランキングを作成しています。

老後に向けての資産構築を考えている方は特に参考にしていただければと思います。

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