【2019年】外貨預金・おすすめ通貨は結局どれ?各国通貨を徹底比較!

外貨預金おすすめ

 

「外貨預金」を考える上で、迷うのは「どの通貨にするか」ですよね。

以前の記事で、外貨預金の概要とそのメリットとデメリットについて解説してきました。

→ 外貨預金のメリットとデメリット・絶対おすすめしない理由を徹底解説

上記記事では私は外貨預金はおすすめしないとし、その理由も執筆しましたが、

今回の記事では、

「それでも外貨預金をしたい」

「どの通貨がおすすめなのか?」

という方に向けて執筆していきたいと思います。

おすすめの通貨はやはり米ドル?

外貨通貨

まず、外貨預金取引ができる通貨は以下の通りです。

  • 米ドル
  • ユーロ
  • 豪ドル(オーストラリアドル)
  • 英ポンド
  • NZドル(ニュージーランドドル)
  • 南アフリカランド
  • カナダドル
  • スイスフラン

それぞれの通貨の概要を記載していきます。

米ドル(USD)

米ドル(USD)

(2018年9月時点)

  • 政策金利:2.00%
  • 国債格付:Aaa(ムーディーズ)、AA+(S&P)、AAA(フィッチ)
  • 米国GDP:世界1位

世界の基軸通貨である米ドル。流通量が世界一、価格変動も安定的でリスクは限定的となっています。

人気通貨であり、中長期の投資向き。

米国は経常収支赤字国であり、米ドル安の圧力を常に受けている状況で、直近のFRBの利上げ実行により金利は先進国で最も高くなっています。

日本ほどではありませんが、

米国の財政悪化懸念から将来的に価値が下落する可能性も残されています。

毎月の第1金曜日発表の「雇用統計指標」は必ずチェックする必要がある。

ユーロ(EUR)

ユーロ(EUR)

(2018年9月時点)

  • 政策金利:0.00%

2002年に欧州の基軸通貨として導入されたユーロ。

世界通貨流通量は上記のドルに次いで2位であり、価格変動は比較的安定的です。

ユーロ圏は経常収支黒字地域なので、常に「ユーロ高」の圧力が発生。

政策金利が低く、EU加盟国の信用不安が解消されていないことや、

ユーロ圏の政治的な統一が実現されておらず、長期投資には向きません。

ギリシャやPIIGSを含めた国の財政問題が火種としてまだ残っているのには注意した方が良いでしょう。

豪ドル(オーストラリアドル/AUD)

豪ドル(オーストラリアドル)

(2018年9月時点)

  • 政策金利:1.50%
  • 国債格付け:Aaa(ムーディーズ)、AAA(S&P、フィッチ)
  • オーストラリアGDP:世界13位

豪ドルはオーストラリアの通貨であり、

米のFRBの利上げが実行されるまでは主要通貨で最も高い金利でしたが、米ドルの利上げにより米ドルと同水準となりました。

オーストラリアは資源大国であり、通貨価値も資源価格(鉄鉱石、石炭、原油などの鉱物・エネルギー価格)により上下する点は理解しておく必要があります。

オーストラリアの貿易構造は中国に依存しており、中国経済減速時に豪ドルの価格も大きく影響を受けることになりますので、

中国の動向も常にチェックしておかなければならないでしょう。

→ 中国経済の実態は崩壊寸前??2018年からの中国の成長可能性について徹底分析

英ポンド(£)

英ポンド

(2018年9月時点)

  • 政策金利:0.75%
  • 国債格付:Aa2(ムーディーズ)、AA(S&P、フィッチ)
  • 英国GDP:世界5位

G4通貨として米ドル、ユーロ、円に次いだ4番目のイギリスの通貨。

米ドルやユーロと比べ流通量が少ないため値動きが激しく1日で対円レートが2〜3円動くこともあります。

金利も低く、長期投資よりも短期投資で人気が高く、為替差益を狙いとする投資家が多いです。

ブレクジットの際は1日で対円レートがなんと20円近く下落しました。

ブレクジット

イギリスが欧州連合(EU)から離脱すること。

英国(Great Britain)と退出・離脱(exit)を組み合わせた造語。

ブレグジットという言葉は、リスボン条約改正をめぐって、イギリスと欧州連合各国との歩調が合わないことや、PIIGSに代表されるような、財政の悪化した国々が出現してきたことで生まれたという見方が多い。

ちなみに、イギリスの首相であるデーヴィッド・キャメロンは、2017年までに欧州連合離脱の是非を問う国民投票を行うことを明言している。

なお、ブレグジットと似た言葉に「グレグジット」があるが、これはギリシャのユーロ圏離脱の意である。

(引用:ブレクジット

英国の経常収支は赤字なので月末は取引の多く、「ユーロ高」「ポンド安」になりやすい傾向にあります。

NZドル(ニュージーランドドル/NZD)

NZドル(ニュージーランドドル)

(2018年9月時点)

  • 政策金利:1.75%
  • 国債格付け:Aaa(ムーディーズ)、AA(S&P、フィッチ)
  • NZGDP:世界52位

ニュージーランドの通貨。

以前までは豪ドル並び高金利でしたが、政策金利は低くなっており、

米ドルの利上げにより高金利の代表格の座から退きました。

資源大国のオーストラリアの豪ドルとは異なり、ニュージーランドの場合は農業国ですので、

食糧価格が通貨価格変動の一つの大きな指標となります。

南アフリカランド(ZAR)

南アフリカランド

(2018年9月時点)

  • 政策金利:6.50%
  • 国債格付:Baa3(ムーディーズ)、BB(S&P)、BB+(フィッチ)
  • 南アGDP:世界33位

まだまだ新興国・南アフリカの通貨であるランド。

リスクが高い分、金利も高い通貨として人気です。

まだまだリスクが高い故に、国債格付けにてムーディーズではかろうじて投資適格級となっています。

ランドの通貨流通量は少なく、その分ボラティリティの高い価格変動が起こっており、

金利が高い裏にはリスクがあることを理解しておくべき通貨と言えるでしょう。

南アフリカの状況については以下の記事も参考にしてみてください。

→ 南アフリカの経済・政治・財政〜株式投資のためのファンダメンタル分析〜

カナダドル(CAD)

カナダドル

(2018年9月時点)

  • 政策金利:1.50%
  • 国債格付:Aaa(ムーディーズ)、AAA(S&P、フィッチ)
  • カナダGDP:世界10位

カナダの通貨であり、金利は米ドル・豪ドルを下回る水準となっています。

豪ドルが資源大国通貨として紹介しましたが、カナダドルに関しては原油産出国であり「原油価格」が一つの大きな指針になります。

カナダ政府債務はGDP比90%程度となっており、日米ほどの規模ではないが懸念されているポイントとなります。

これは、米国との貿易問題が再燃すれば通貨への下押し圧力となってしまうことを指します。

カナダはG7の一角であり、世界でも政治的・経済的にも安定していると言われる優秀な国です。(米国と近い位置にいるのも経済的には有利)

利上げサイクルに突入し始めた頃であり、少しずつ投資家からの人気を集め始めています。

スイスフラン(CHF)

スイスフラン

スイスの通貨です。スイス中央銀行が低い政策金利を設定しており、預金金利はなんと日本より低い水準となっています。

その結果、「リスク回避」のための資産の置き場所となっています。これは日本円と同様ですね。

政府債務も先進国の中では低く(対GDP比50%未満)財政破綻のリスクは低いですが、投資の意味でフラン預金することはリターンがなくおすすめできません。

おすすめの外貨預金・通貨ポートフォリオ

個人的な見解とまりますが、私が推奨する通貨ポートフォリオは以下の通りです。

  • 日本円 → 35% 
  • 米ドル → 35%
  • スイスフラン → 20%
  • 英ポンド → 10%

2017年度は「ユーロ」が「ドル」に対して20%ほど上昇しました。

日本銀行の金融緩和も限界に近付いており、そろそろ出口が必要となってきます。

この出口が近く頃に、円が強くなる局面が来る可能性が高いかと思います。

円が強くなるのは一瞬、そしてこれが最後であり、その後は日本の財政懸念が顕在化するでしょう。

この記事はあくまで外貨での預金をどうしてもしたいと考えている人に向けて書いた記事であり、

私個人としては、外貨預金よりも利回りがよく、納得のいくリスクリターンがあげられる優れた投資先が存在することを経験則的に理解しているため、

外貨預金で資産運用をすることはありません。

→ 外貨預金のメリットとデメリット・絶対おすすめしない理由を徹底解説

 

そもそも論なのですが、外貨預金で運用するにしてもFXを活用するにしても、為替で儲けようと考える以上はゼロサムゲームの中で勝というということに他なりません。

あなたが為替で収益を上げている以上、世界の誰かは損失を被っています。

為替の世界で、全員が勝つということはありえないのです。

他者を出し抜いて自らが収益を上げるという構造上、為替は運用というよりもギャンブルの域を出ないと言えます。

一方、株式市場はこの限りではありません。

株式市場全体の値上がりにより、特定の株式市場に投資する全ての人が収益を得ることもあります。

資産運用において株式投資の方が正当性を得やすいのは、この原則が存在するからです。

海外に投資を行う醍醐味は、やはり一国の経済の成長を享受するということですから、

外貨で資産を持つくらいなら、更にその外貨を通じて成長力ある国の「株式」へと投資していく方が遥かに合理的なのです。

私は、新興国を中心に海外株を攻めるヘッジファンドに資金を預け入れることで、

このような為替差益に留まらず株式市場の値上がりも享受する投資を行っています。

個人で国外の株式を選定するのは容易ではないので、

こういった専門的な投資はプロに一任することで非常に良い結果を期待することができます。

興味のある方は、以下のリンクより投資ファンドの詳細をご覧頂ければと思います。

⇒ 年率66%利回り?最先端・新興国株投資ファンド『フロンティア・キャピタル』

以上、今日は外貨預金についての基本的な考え方を解説しました。

皆さんの助けになれば幸いです。

[2018年・最新の個人投資家向けおすすめ投資先ランキング]

海外アセットマネジメント会社出身者の独自の視点で2018年時点のおすすめの投資先ランキングを作成しています。

老後に向けての資産構築を考えている方は特に参考にしていただければと思います。

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