コモディティ投資・ETFとは?概要とメリット・デメリット・リスクを解説

コモディティ投資・ETFとは?概要とメリット・デメリットを解説

 

最近ではコモディティ取引・市場にも興味のある個人投資家が増えてきました。

基本的にコモディティ市場は株式市場とは動きが異なり、

食糧需給やエネルギー、原油需要が世界的に長期的に拡大してくることを見越して、

長い目で始めるのがコモディティ取引です。

今回はそのコモディティについて解説していきたいと思います。

そもそもコモディティ投資とは?

コモディティという言葉、よく大手企業の人が使ってませんか?

発するだけで賢そうに見えそうな単語ですよね。

実際は本当に大したことのないありふれた単語です。

日本語にすると「商品」ですからね。

そしてコモディティ投資という言葉、これも投資の玄人感が出ますよね。

しかし、これもありふれた言葉です。

商品に投資しているだけです。

コモディティ投資に代表される商品とは以下のようなものがあります。

  • 原油
  • エネルギー
  • プラチナ
  • とうもろこし
  • 大豆
  • コーヒー
  • 砂糖
  • 牛肉
  • 豚肉
  • アルミニウム

投資手法としては商品ファンドから購入したり、投資信託などで債券運用したりと、

選択肢が増えています。

株式投資など金融資産だけを保有していては資産分散ができないということで、

コモディティ投資を実行する投資家の方々が世界にはたくさんいます。

コモディティETFとは?エネルギーなどに資産分散しているiシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト(投資信託)が有名銘柄

コモディティETFとは、商品(コモディティ)を組み入れている金融商品を組成している上場投資信託を購入することです。

そのままですね。

株式投資のようにETFは売買できますので、

以前はコモディティはそこまで身近な投資ではなかったのですが、

ETFの本数が最近では増加したため、だいぶ身近になりました。

世界金融危機で2008年に世界同時株安が発生した頃、

株価と連動しないコモディティ商品の価格はまだまだ高い水準にあり、

多くの投資家がリスクヘッジのため、または他に投資する場所がなく、

コモディティ市場が盛り上がりました。

例えばコモディティ商品で人気のブラックロックが販売しているETF(通常のETFとは異なりますが)、

「iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト」の資産構成は以下の通りとなっています。

iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト

BLACK ROCK:iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト

エネルギー、農業、工業用金属など幅広く投資していますね。

気になるリターンは、直近では28%と利益を出していますが、

3年、5年、10年スパンで見るとマイナス運用になってしまっていますね。

iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト

BLACK ROCK:iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト

実際にはiシェアーズは海外ETFなのですが、

ブラックロックが日本でETF展開を拡大しているため、

日本で上場しているので海外ETFよりも手続きがかなり簡素化されており、人気となっています。

海外・米国などのコモディティETFにはどのような商品があるのか?

海外ETFでコモディティを取り扱っているファンドは多数あります。

現在楽天証券で確認できるだけで20件ほどあります。

海外ETF

楽天証券:海外ETF

例えば1件目のパワーシェアーズDBアグリカルチャーファンドは名前の通り農業関係の投資信託となります。

ファンド概要

パワーシェアーズDBアグリカルチャー・ファンド(PowerShares DB Agriculture Fund)はPowerShares DB Multi-Sector Commodity Trustのシリーズファンドである。

同ファンドの子会社DB Agriculture Master FundはDB Multi-Sector Commodity Master Trustのシリーズファンドである。同ファンドは一部の適格金融機関向けに20万株以上の受益権のユニット株式(バスケットと呼ばれる)の公募を行う。

公募による収入は子会社DB Agriculture Master Fundに投資される。同社及び子会社の経営所有者、商品先物基金運営者及び商品投資顧問会社はDB Commodity Services LLCであり、管理会社はThe Bank of New York 。

(引用:DBA インベスコDBアグリカルチャー・ファンド

さらに2つ目の、

DBC インベスコDB コモディティ・インデックス・トラッキング・ファンド」ですが、

こちらは原油、暖房油、天然ガス、プレント原油、金、銀、アルミニウム、亜鉛などなど幅広いコモディティセクターで運用をしています。

ファンド概要

パワーシェアーズDB コモディティ・インデックス・トラッキング・ファンド(PowerShares DB Commodity Index Tracking Fund)はデラウェア州の制定法上の信託として組織されたものである。

同ファンドは、DBIQオプティマム・イールド・ダイバーシファイド・コモディティ・インデックス・エクセス・リターン(DBIQ Optimum Yield Diversified Commodity Index Excess Return)(同指数)に基づく。

同ファンドは投資のために長期的に同指数のレベルに関する正負両面の変動を追跡する他、

同ファンドの費用で保有される米国財務省債券及び他の高信用度の短期固定金利証券により超過収益としての利息収入を得る可能性がある。

同ファンドは、軽質スイート原油(WTI)、暖房油(ヒーティングオイル)、天然ガス、ブレント原油、金、銀、アルミニウム、亜鉛、グレードAの銅、トウモロコシ、小麦、大豆及び砂糖等のセクターに投資する。同ファンドの管理会社はDB Commodity Services LLCである。

(引用:DBC インベスコDB コモディティ・インデックス・トラッキング・ファンド

2つのファンドだけでも、かなりのセクターを占めていますね。

国内ETFは楽天証券など手数料が安く、手軽にコモディティにも投資ができますが、

海外ETFは課税関係もわかりづらく、手数料も高くなる傾向があります。

どうしても購入したいコモディティがあればそれは仕方ないですが、

できれば国内ETFで取引は済ませたいものです。

コモディティETFのメリットとデメリット(リスク)

コモディティETF、というよりコモディティ投資のメリット・デメリットを簡単に挙げていきます。

コモディテ投資のメリット

インフレに強く、分散投資になるという2点に集約されます。

分散投資については上記で触れた通りですが、

インフレに強いとはどういうことでしょう?

コモディティ、つまり商品はインフレによって物価が上昇するので、

実物資産の価値も高まるということですね。

例えば、日本でインフレが発生したら、現金を持っている人は実質資産価値が下がり、

その代わり不動産など現物資産を持っている人は資産価値が上昇する、ということです。

日本の未来を予測して、インフレを将来的に見込むのであればコモディティ投資は選択肢に入ってきます。

コモディティ投資のデメリット

デメリットとしては、手数料が高く、配当金がないという2つです。

コモディティを購入するには、上場株式などとは異なり、

ファンド(その下の請負業者)などが買い集める際に労働コストが格段に異なります。

例えば金なども保有している業者から買取り、輸送し、保管する必要が出てきます。

それらのコストを鑑みると、個人投資家が払う手数料が高くなるのは納得のいくところです。

ETFごとに手数料は異なりますが、総じて高いのです。

また、配当金がないことに関しては、コモディティは実物資産なので発生することはありません。

キャピタルゲイン狙いの投資であるということです。

株式投資は会社が事業をしてキャッシュを生み出すので配当金があるのです。

コモディティはキャッシュ自体は自分で生まないので配当金はない、ということです。(不動産のように「貸し出す」という方法も取れませんので)

コモディティ投資のリスク

最後にコモディティ投資のリスクですが、価格変動リスクと為替リスクですね。

価格変動リスクは政治、経済、需要、供給、社会情勢、気候などなど様々な要素で価格変動が起き、

元本割れしてしまうことを指します。

コモディティ投資の実物資産は外貨建てで決定されることもあり、常に為替リスクも存在します。

私はコモディティ投資に関しては、政治から社会情勢、気候などあまりにも警戒すべき指標が多すぎるので、

個人での投資は控えてきました。

この記事のまとめ

ここまでコモディティ投資の基本、コモディティETF、

コモディティ投資信託商品について解説した上で、

コモディティ投資のメリット・デメリットを紹介してきました。

コモディティ投資はかなり投資を熟知している人向けで、

そこまで資産運用に詳しくない、まだ勉強中であるという方は、

プロのヘッジファンドなどに任せてリターンを得るほうが早いかと思います。

コモディティは勉強すべきことが多すぎるので、個人でチャレンジすることはおすすめしません。

プロに任せるというのであれば、私のランキング記事でヘッジファンドの詳細を確認してみてくださいね。

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海外アセットマネジメント会社出身者の独自の視点で2018年時点のおすすめの投資先ランキングを作成しています。

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